Q&Aよくある質問

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声楽の質問

Q●歌うことは好きなのですが声が小さいのです。こんな私でもオペラアリアを歌えるようになるでしょうか。

A●大丈夫です!
声が小さい人はいません。小さいのではなく響かせ方を知らないだけです。
声帯の大きさはそんなに違いはありませんが、骨格の作る空洞の形によって響き方が違うので、話し声の大小が出てくるのです。
小さなヒバリの声が空高くから聞こえてくるように、人間の頭骨にもよく響く場所があります。
声楽の発声法はその人の骨格の中から最も反響する場所を見つけて行くので、時間をかければ必ず響くようになって行くのです。

Q●クラシックの声楽とポピュラーのボイストレーニングはどう違うのでしょう

A●ポピュラーソングは基本的にマイクを通して歌う声作りのトレーニングをします。
マイクは倍音、つまり共鳴が少ない方が正確に拾えるので、喉の奥を少しつぶし気味にしておなかに力を入れて歌うようにします。
クラシックの発声は数百年前、まだマイクがない時代に大きな劇場でオーケストラより大きく聞こえるように研究されてきた発声法です。
力を使わずに共鳴を利用して響き渡る声を追求します。
ポピュラーソングの発声は喉に負担がかかるため、音域が狭くなる年齢が早く、声も壊しやすいので、長く歌い続けたいポピュラー歌手も土台にクラシックの発声を学ぶ人も多いのです。

Q●ベルカント唱法とはどんなものでしょうか。

A●イタリア発祥の発声法です。
これに比較されるのがドイツ唱法です。ドイツ唱法は体が大きく体重があり、筋肉量が大きい人に向いていると言われ、全身の筋肉を利用して横隔膜をコントロールします。
ベルカント唱法は体の小さい人に向くと言われ、体の小さい日本人にはこちらの方が歌いやすいです。
筋肉を使うと言うより体と呼吸のバランスで歌うので年を取っても歌い続けることが出来ます。

ピアノの質問

Q●子供にピアノを習わせたいと思っていますが、家にピアノがありません。

A●最初はなくても大丈夫です。
数回レッスンをするうちに簡単なキーボードで良いのでご用意ください。
折りたたみ式や床に置けるようなおもちゃのものでも大丈夫です。
お子様の様子で、続けられそうだと思ったら椅子に腰かけるタイプのものをご検討下さい。

Q●ピアノの種類によって上達の仕方は変わります。

A●変わります。電子ピアノはタッチが軽いので柔らかい指でも弾けてしまいます。
趣味で続けても、いつか本物のピアノで弾いてみたいと思うもの。その時にあまりに弾けなくてびっくりしてしまうぐらいタッチと音質が違うのです。 また、電化製品ですので寿命があります。
それでも消音してヘッドフォンで弾けるのは大きなメリットです。

アップライトピアノは電子ピアノより高価ですが、ピアノのタッチと音質は格段に良くなります。
また消音装置をつけることもでき、 何か故障があっても修理すれば何世代も使え、中古でも新品と変わらない状態の良いものも多いので上達を目指すならお勧めです。

グランドピアノは音質・表現の幅・音量ともにアップライトと弾き比べると、違う楽器かと思うほど差が歴然とします。速弾きしても、アップライトが一秒に7音打鍵できるのが限界なのに比べ、グランドは14音と差があります。
ただ、グランドピアノは高価、なおかつ場所を取ります。
音大ピアノ科を目指すのであれば欲しいところですが、それ以外であればアップライトで間に合うのではないかと思います。

Q●子供のピアノは何歳から始められますか。

A●ドレミを覚えて弾けるようになるのは、個人差がありますが、3歳前後です。
ただ、キーボードが覚えられなけばおけいこが出来ないわけではなく、1歳でもリトミックやお絵かきを通じてレッスンの準備をすることで音感、リズム感などの音楽分野だけでなく、運動能力や知能の発育、数字やひらがななどすべての分野において発育が早くなります。
3歳までは親子レッスンになります。

Q●大人のピアノはどんな曲を弾くのでしょうか。

A●全くご自由ですし、その方のピアノ歴によっても違います。
ご自分の弾きたい曲だけをじっくり弾くのもよし、講師との連弾曲を選ぶのも楽しいです。
時間がかかっても名曲が弾けるようになりたい場合は、やはり急がば回れ、基礎の曲、指の形はハノンやスケール、腕の抜き方や表現、譜面の見方はツェルニーやブルグミュラー、ソナチネなどが有効だと思います。
何より楽しくじっくり続けられることが大人のピアノの良いところですし、大事なところです。
その都度ご相談しながら進めてまいります。

音大・音高受験の質問

Q●音大に行きたいのですがどの大学を選べばよいかわかりません。

A●まずはいらしてご相談ください。
ご本人の下地がどれくらいあるか、受験までの年数がどれくらいあるかを見たうえでご提案します。
同じ音大の中でも力を入れている科とそれほどでもない科があります。また本科の実技だけではなく、ソルフェージュ(聴音や楽典)の難易度が学校によって非常に違います。ソルフェージュ力が非常に必要とされることで有名なのは藝大、学芸大、御茶ノ水などの国立、そして私立では桐朋です。

Q●音楽が好きなのですが、音大に行くと就職が難しいと親に言われました。

A●いえいえ!昨今音大の就職率は非常に高いようです。
音楽で食べて行くのは確かに大変です。
演奏活動を続けるのはもちろんのこと、音楽教室の雇われ先生だけでは生活は難しいでしょう。
学校の音楽の先生は狭き門です。
家で私のように個人で音楽教室を開くのも軌道に乗せるまでは苦心すると思います。
個人的には好きで選んだ音楽の道で生きて行けるようあきらめずに頑張って欲しいですし、できるだけ応援したいと思います。
それでも、どうしても音楽たけでは無理だと思った時、一般企業に就職しながら時間を見つけて音楽を続けていくと言う道があります。
実は音大卒は企業にとっては魅力的な存在なのです。
小さいころから一つの事を続けてきた根性と集中力がある。
個人の子弟関係の経験で、目上の人の言う事に耳を傾ける礼儀や打たれ強さが身についている。
音大に行かせることのできる家庭という事である程度の社会常識を備えていると思われる。
などなど、学歴だけでは通用しない社会人としての必要項目を案外音大卒は兼ね備えていると企業からは映っているのです。

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℡ 045-333-6492 10:00~22:00